2007年迄の10年間 うさちゃん用品の充実とうさちゃんと一緒に暮らす事の模索と啓蒙
- 1.隠れ家としてのお店
- 2.うさちゃん用品の輸入と開発
- 3.うさちゃんを診れる獣医さん探し
- 4.純血種のうさちゃんをもっと知って欲しい
- 5.うさちゃんのいる生活を楽しくする為に・・
- 6.うさちゃんをみんなに知ってもらう為のお店
1997年5月、うさぎのしっぽはうさぎを売る店ではなく、「うさぎのいる生活をサポートする店」を目指して誕生しました。まだまだ、分からない事ばかりでしたが、うさちゃんを家の中で飼ってあげて欲しい、本当にかわいがってくれる方にお店に来て欲しい、こんな思いから、駅から遠い場所に、あえて繁華街を避けて、うさぎのしっぽ一号店が誕生しました。 (実際移転などを含めると、うさぎのしっぽだけで6店舗を作っています。)このお店は、床に座ってうさちゃんを見てもらうために、ウッドデッキのある靴を脱いで入るお店でした。
開店当初から、日本全国のうさぎマニアの方達が遠路はるばる来店され、「北海道から来ました」、「四国から来ました」こんな言葉に感激を覚えたものでした。少しずつ近くのうさ飼いの皆さんが増え、都心の方も増え、2号店は東京に作ることになりました。現在のホテル&グルーミングの洗足店です。現在は、横浜店・恵比寿店・ホテル&グルーミングの洗足店と通販部の4店舗で営業しています。
今から10年前のうさちゃんを取り巻く環境は、今とは比べものにならないくらいお粗末なものでした。ですから、一号店が出来た時のうさぎ用品は、輸 入品のオンパレード、どこにも売っていない用品ばかりが並んでいました。こんな事から、うさ飼いさんに隠れて?、メーカーの方の来店も珍しくなく、お店で 輸入した商品と似ているものが数ヶ月後に量販店で販売されていたなんて事もありました。この頃、うさちゃんに必要な用品をもっともっと欲しいと切実に思い ました。輸入の用品は、固定式の餌入れ、使いやすいボトル、網式の金属トイレ、引き出し式のトレイ&金属網のケージがメインです。今では、あたりまえの用 品が10年前は日本にはなかったんです。
とても懐かしく思い出しますが、この当時、メーカーさんに連絡して、商品の開発をお願いしたりすると「貴重なご意見ありがとうございま した」で終わってしまう事もざらでした。少しずつ、うさぎのしっぽがいろいろな事をアピールしたり、輸入商品の良さを宣伝したりするようになると、メー カーさんも私たちのことを聞いてくれるようになってくれました。
初めてうさちゃんのおもちゃを扱いだした時の事です。今のうさ飼いの皆さんはご存じだと思いますが、うさちゃんは好奇心旺盛で遊ぶんで す。しかし、まだまだうさちゃんのこの愛くるしい性格が知られていなかった時期でしたので、うさ飼いのお客様より、「うさぎって遊ばないのに、おもちゃだ なんて・・・」とおしかりを受けてしまいました。
※写真をクリックすると大きく見れます。
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うさぎのしっぽの町田が提案して生まれたアイテム今は、ワールドワイドになり海外でも似たものが販売されています。
しっぽが提案するプロケージは、飼育環境を清潔に保ち、うさちゃんの様々な生活環境に合わせることができ、シンプルデザインで飼い主さんの生活もよりよく出来るように考えられています。似たようなコンセプトの国産ケージが出ていますが、このケージが第一号です。
衛生的に管理できて、シンプルなデザインのトイレを考えました。プロケージとマッチするようにデザインを提案しましたが、今はいろいろなケージにもマッチされるようにメーカーさんが改良を加えています。
これが発売された当時は、うさちゃん用のグルーミングスプレーはありませんでした。このスプレーは、いい香りのするものではなく、うさちゃんの皮膚の健康を考えた用品です。
うさぎのしっぽの提案で生まれた乳酸菌の力を助けるアイテムです。 商品ラベルもうさぎのしっぽで提案しました。
うさちゃんの生活を穴の中で生活するうさちゃんに合わせて少し立体的な住空間を作れるように考えたものです。この用品の登場で多くのうさちゃんのケージのレイアウトが変わったと思います。
簡単にたためて、広げられる、そんなサークルは、お部屋で生活をさせている飼い主さんの理想です。そんな提案で誕生したアイテムです。