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トップ > 飼育講座 > 第27回 牧草の種類と特徴

2022年11月30日 掲載

第27回 牧草の種類と特徴

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うさちゃんが食べている牧草にはそれぞれ特徴があります!

お米が品種によって味や食感が違うように、牧草も種類によって形や色はもちろん、繊維質や栄養分もそれぞれ異 なります。また牧草は農作物ですから、刈り入れた時期や年によって味などが変わることもあります。
牧草の種類と特徴を知り、うさちゃんに合った牧草を選んでくださいね。



【1:チモシー】

イネ科の多年生の植物で、草食家畜の飼料として国内外で広く栽培されています。
もともとは競走馬向けに輸入されていましたが、牛向けとしても使われるようになり、うさちゃんの牧草としても認知されるようになりました。イネ科の中では耐寒性が最も強く、アメリカのワシントン州や、国内では北海道や東北などの寒冷地で収穫されます。
品種数が多く、極早生と晩生の出穂時期の幅は約1か月ともいわれています。成長が早く、収量性が高いために春から初冬にかけて2~ 3回の刈り入れが可能で、1番刈り、2番刈りなどの代名詞ともなっています。
チモシーは、他の牧草と比べて流通量が圧倒的に多いため、代表的な牧草です。
繊維質を豊富に含み、栄養価が低いので、幼少期から老齢期まで、どのうさちゃんにも適しています。



乾燥させて加工されたチモシー




【うさぎのしっぽの1番刈チモシー 800g】 商品番号:1108 価格:1,430円(税込)
うさぎのしっぽオリジナル牧草です。毎日食べる牧草だからこそ品質や味にこだわり、アメリカの契約農家で大切に育てられた牧草を新鮮rな状態でお届けしています。



【2:オーツヘイ】

イネ科の1年草の植物です。和名ではエンバクといい、種子はえん麦やオーツ麦と呼ばれ、穀物としても有名です。
牧草として栽培されているものは、穀物ができる前に刈り入れして乾燥させるため、青みを帯びているのが特徴です。
とても甘い香りがするため、嗜好性の高い牧草です。ネコ草として栽培キットがホームセンターや花屋などで売られていることが多く、生牧草としても楽しめます。



乾燥させて加工されたオーツヘイ




【うさぎのしっぽの甘ーいオーツ

650g】 商品番号:5602 価格:1,166円(税込)
穂がやわらかい若葉のうちに収穫した新鮮なオーツヘイ。
牧草の圧縮率が高いので、茎部分までやわらかく、硬い牧草が苦手なうさちゃんにおすすめです。



【3:オーチャードグラス】

寒冷地を中心に世界中で栽培されている、イネ科の多年生の植物です。
再生力が非常に強く、1年に数回もの刈り取りが可能です。「オーチャードグラス」という名称は、「果樹園の下草」という意味を持っていて、イネ科の中でも耐陰性に優れていることを表しています。
繊維質が多い割にはやわらかく、甘みもあるので、うさちゃんが食べやすい牧草です。繊維質をたくさん摂りたいうさちゃんにおすすめです。




乾燥させて加工されたオーチャードグラス



【4:イタリアンライグラス】

イネ科の1~2年草の植物です。繁殖力の強さから畑以外にも広がりやすく、道端の雑草としてもよく見られます。
穂先にトゲがあるため、穂先が育つ前に収穫、加工されます。国内で栽培されているものも多く、鮮度のいいものが手に入りやすいのも特徴です。
他のイネ科に比べて粗たんぱく質の含有量が多く、嗜好性が高いので、牧草の好き嫌いのあるうさちゃんにおすすめです。



乾燥させて加工されたイタリアンライグラス



【5:アルファルファ】

マメ科の多年生の植物で、世界的に最も古くから栽培されていた牧草といわれています。
イネ科に比べてたんぱく質含有量がとても多いため、主食としてではなく副食牧草として、イネ科の牧草に少しずつ混ぜてあげたり、おやつとしてあげるのに適しています。
成長期のうさちゃんや高齢のうさちゃん、病後やいざというときの栄養補給におすすめです。




乾燥させて加工されたアルファルファ



※この記事は、「Shippo vol.4 「牧草」はうさぎの主食です!」のP6-10から抜粋しています。Shippo vol.4をお持ちの方は、ぜひ併せてご覧ください。

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