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トップ > 飼育講座 > 第16回 絶対に知って欲しい熱中症

2019年05月27日 掲載

第16回 絶対に知って欲しい熱中症

店長の飼育講座




夏用品ご紹介前に、熱中症のお話をしておきます。

 

私たちは、暑ければすぐに水を飲む、涼しい処にいく等すぐに対策を立てられます。自然の中で生活している穴兎は、温度が一定の涼しい穴の中に隠れて過ごす事ができますが、お家にいるうさちゃんは自分では対策を立てられません。是非、しっかり考えて上げて下さい。

 

うさちゃんの熱中症は、暑さや湿度などが理由で体の体温があがり、体温の調節がきかなくなってしまう病気です。体温の調節ができなくなると言うことは、生きていくのに必要な様々な体のパーツが正常に動かなくなると言う事です。

 

1:普段から知っていて欲しい事

 

  • ①耳、後足の脇の体温を普段から飼い主さんが覚えてあげて下さい。そうすることで、普段と違う状態をすぐに発見できます。
  • ②うさちゃんは、耳から体温を逃します。また、体を伸ばして体全体でで体温を逃がします。 もし、十分な広さがないと熱放熱ができずに熱中症になってします可能性があります。暑い時のお出かけは、キャリーなどの広さもとても大切です。

 

2:どんな子が特に熱中症になりやすいか?
  • ①子うさぎ、高齢うさぎ、妊娠中うさぎ、病気のうさぎ
  • ②長毛種の子(短毛種と比べると)
  • ③小さなキャリーを使っている子 体を伸ばせない時には、体温が上ります。
  • ④耳の短い子(耳の長い子と比べると)
  • ⑤耳の垂れている子(耳の立っている子と比べると)

 

3:飼い主さんが出来る予防

 

  • ①お部屋の中の温度差も考えて、うさぎの近くに温湿度計を置く。
  • ②外出時、キャリーの中にも小さな温度計を入れる。
  • ③だっこだけで外出しない。外出時十分な大きさのキャリーを必ず用意する。
  • ④長時間の抱っこはしない。 ⑤気温に関係なく、車の中に置き去りにしない。

 

4:熱中症の症状
  • ①呼吸が荒くなる。耳が熱い。少し怠そう。
  • ②よだれが多く、ぐったりしている。冷たい水も飲もうとしない。
  • ③ぐったりして動かない。体が熱い。
  • 必ず獣医師に相談して下さい。後から症状が悪化することがあります。

 

5:熱中症になったら飼い主さんが出来る事
  • ①直ぐに獣医師に相談する。  
  • 日頃から曜日によって相談できる獣医師を捜しておきましょう。
  • ②体温を出来るだけ早く、少しずつ下げる。  
  • 冷たいタオルで包んであげる。特に耳や後ろ足の脇を冷たいタオルで冷やすことは大切です。ここで熱中症で体温調節が出来なくなっていると言うことを思い出して下さい。うさぎを氷水などに入れて急激に体温を下げると体温調節できないままどんどん体温が下がってしまいます。

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