避妊手術に関しては、出産を考えていない場合であるのなら、早いうちに手術をしてしまったほうが、うさぎさんへの負担が少ないということはだいぶ知られてきているようです。年齢が進むに連れて、体に余分な脂肪がついたりして手術の妨げになったり、術後の回復力の問題などが言われているようです。今回の恵兎様のお宅のうさぎさん達は、高齢であるということですので、確かに手術に対してのリスクが大きいともいえるのでしょう。ただ、避妊手術をしないメスうさぎの子宮に関した病気（子宮腺癌）の発症率が、５歳までのうさぎに８０％の確立でみられるということですので、今現在この年齢でもありますし、トラブルがないということですから、今後定期的に獣医師に診ていただくということでもクリアできることなのかもしれません。体調に変化がなく健康に過ごしていても、定期的に検査をしていただくことで、病気を早期発見できるといえるのではないでしょうか。もちろん今のこの時点で避妊手術の判断をすることもひとつの決断だと思います。ただ、うさぎさんの性格や今の健康状態を考えると、すぐすぐ手術ということが適しているのかどうかは、難しい判断だともいえそうです。担当の獣医師ともよく相談されるとよいと思いますよ。実際にうさぎさんを診ていただいているわけですから、より的確な判断をしていただけると思います。例は例でもありますから、その子にとって一番の選択をしてあげることがよいのだと思いますので、じっくりお話し合いをされて、そして納得のいく判断をしていただきたいと思います。