子うさぎが生まれる可能性はあるといえますが、それには様々なトラブルも引き起こしてしまう場合があるということを考えていただかなければいけないと思います。今回のご質問では、母体となる母うさぎがネザーランドドワーフという小型種であり、そのお相手がミニウサギであるということですので、リスクはより高くなるといえるかと思います。お腹の中で成長する赤ちゃんが大きくなり、難産になる可能性があるということです。父親となるうさぎが、例え体が小さいから・・といっても、ミニウサギは様々な血が合わさった個性豊かなうさぎですので、父親と同じ大きさになるという可能性は確実ではないともいえるでしょう。出産は私たち人間でもそうだといえると思いますが、とても危険が伴うことなのです。そのことをしっかり受け止めていただきたいと思います。そして、繁殖はただ単に、同じ種類であればどのうさぎと繁殖しても構わないということでもないのです。雄雌の体のサイズでも適しているかどうかということもありますし、根本的な理由として、繁殖に適さない個体もいます。高齢であったり、肥満気味だったりしても、危険が伴うといえます。赤ちゃんが欲しいというお気持ちがおありであれば、うさぎさんをお迎えしたブリーダーさんにご相談されてみるとよいと思いますよ。そして複数のうさぎさんと暮らしている飼い主さん、そうしようとお考えの飼い主さんは、その環境に充分に気を配っていただくことが大切になると思います。うさぎも賢い動物ですから、しっかり棲み分けをしているとはいっても、何らかの拍子に脱走したり、違う子のケージに潜り込んだりということも実際の話として聞こえてきます。目を離さない環境でも100％安心ではないことでもありますので、避妊や去勢の手術を考えていただくということも、とても重要なことだといえるかと思います。