人間でいう風邪といわれる症状（スナッフル）もうさぎにみられますが、人間と違って生死に関わる場合もあるのです。それだけうさぎさんはデリケートな生き物です。くしゃみを頻繁にするようであれば、鼻の器官で感染が起きているのかもしれません。早めに獣医師に診ていただく必要があると思います。くしゃみをするときはどういう状況なのか、餌の食べ方や食欲はどうかなど、ほかにいつもとちがう症状がないか注意深く観察して相談されると、より獣医師の診断に役立ことと思います。
スナッフルの原因はストレスや室温の変化（この時期ですと朝晩との温度差も注意が必要です）、環境の変化などからも、感染してしまうことがあるようです。また感染症であるためほかのうさぎさんに移ることもありますので、接触をさけたり、同室では飼育しないことも必要です。症状がひどくなると、鼻水（よりひどいと白濁したもの）をたらしたりします。
糞が小さくなっているのには、食事の中に排泄するような余分なものが余り入っていない時になります。牧草などの繊維質をきちんと食べているか、またストレスなどがないか、生活全体を見直して下さい。大きさが不揃いだったり、その後小さい糞がでるようでしたら、お腹に毛などの異物があるとも考えられますので、この場合も直ちに獣医師に相談して下さい。
寒暖の差は我々と同じようにうさぎさんにとっても辛いものです。あまり室温が高いと、夜の冷え込みとの気温差が辛くなります。出来る限りでよいですので、大きな変化がないように気を付けてあげることも大切です。またケージ内に十分な通気があるようにもしてあげてくださいね。日中は窓からの柔らかな日光を浴びられるようですと、うさぎさんも気持ちよく、また病原菌は紫外線にも弱いですので、根本療法としてよいと思います。