うさぎの繁殖は種類に関係なく、大変難しいともいえ、そのことに慎重になっていただきたいものです。動物を繁殖する場合は、大きな責任と義務が生じます。これはうさぎに限らずにいえることですよね。こちらをよく理解していただくことがとても大切なのだと思います。うさぎによっては繁殖に向かない個体もいます。病気など疾患をもったうさぎさんはもちろん、純血種の場合は、他の種類との交配には問題がありますし、同じ種類だからといってどの子とでも問題がないということでもありません。メスの体の大きさなどでもお相手が限定されることもありますし、障害を持って生まれたらとか、病気がちだったらなど、万が一のことも考えることが必要なのです。また純血種のうさぎさんであれば、ブリーダーさんにその交配の意思をきちんと伝えることも大事です。今回の場合には、性別が違っていたことから・・ということではありますが、もしかしたら何らかの理由があるのかもしれませんから、直接ブリーダーにお尋ねになることが一番です。そして、赤ちゃんうさぎの性別の判断に誤りがある場合があるようです。これはうさぎの生殖器は、小さな時には男の子と女の子の大きな違いがなく、ある程度大きくなってから性別の変化（性器の変化）が起きるからなのです。仲のよいうさぎ同時でも、飼育環境は別々にしてあげること、生後３～４ヶ月には健康診断を受けていただいて、改めて性別を知っておくことなども、実は重要なことなのかもしれませんね。