生後1ヶ月のうさちゃんでお迎えしたばかりの状況ですので、これからいろいろな反応を見せてくれるはずです。食の好みなども変化することも十分に考えられますので、焦らずに向き合っていただくことができると思います。
うさちゃんの月齢が１ヶ月でお迎えしていますので、本来の離乳の時期よりだいぶ早く母親と離されているようです。お腹の調子なども不安定な時期ですので、お迎え時に食べていたフードや牧草を中心にして、新しい環境に慣れるまでしばらくは、大きく環境を変えることなく見守っていただく期間でもあります。
ただ、うさちゃんの様子からは環境の変化も影響なく、食欲もしっかり見せてくれています。うさちゃんにとって主食となる牧草をしっかり食べてくれることはとてもうれしい反応です。このまま牧草好きなうさちゃんでいてもらうには、おやつなどを与えすぎないこともじつはポイントになってきます。いろいろなものを食べてもらうことで食の幅が広がり、体調がよくない時など食べたいものの選択肢が増えることになりますが、より美味しいものの味を覚えてしまうことで、一番重要な役割を持つ牧草に興味を示さなくなってしまうことが多々あります。うさぎにとって必要な牧草を食べてもらうことが大事ですので、甘くて嗜好性が高いものはなるべく控えていただく、与える際でもしっかり制限することがとても大切なのです。乾燥野菜に興味を示さないという点には、乾燥フルーツやお菓子のほうが甘味も香りも強いですので、そちらを好んでしまっていることは想定できるようです。
ご褒美を与えていただくことは、うさちゃんにとっても飼い主さんにとってもうれしいコミュニケーションです。甘いものにこだわらずに牧草やフードでもご褒美に値しますので、褒めてあげながら直接与えてみてださい。また、うさちゃんの好みの違いももちろん見られますが、乾燥野菜も何かのタイミングで反応を見せてくれることもありますので、時期をみながらこの先もチャレンジしてみてください。ご褒美やおやつなどで与える野菜や果物なども、多くを与えない、継続して与えないということが基本ですので、与えてよいとされているものの中から選んでうさちゃんの反応を探っていきましょう。
そして、うさちゃんの成長状態や体調を確認するためにも、時期をみて獣医師に診ていただく機会をつくってください。順調に成長を重ねているのか、食事の内容や量などもこちらのうさちゃんにとって適切であるのかを、実際のうさちゃんをみてもらいながらアドバイスいただけるようご相談ください。