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飼育方法

へやんぽの後の様子と牧草について

8月21日に1ヶ月のうさぎさんを飼い始めました。部屋んぽをし終わり、横になった時、耳が揺れるほど鼻を高速でヒクヒクさせているのですが、大丈夫でしょうか?
それと、起きている間ずっとチモシ-を食べています。朝から夜までペレットをあげた時以外は食べています。大丈夫でしょうか?

うさちゃんをお迎えした時、新しい環境に慣れるまではうさちゃんを見守っていただくことが大事です。特に生後1ヶ月のうさちゃんですので、本来ならば離乳が終えるかどうかという月齢です。お腹の調子や体調などが不安定な時期ですので、そういった変化のサインが見られないか、またどんな性格のうさちゃんなのかをじっくり観察いただきたいのです。この時うさちゃんもお迎えされた環境がどういったところなのか、どんな飼い主さんなのか、どんな生活リズムなのか周囲を観察していますので、お互いを理解するための大切な時間でもあるのです。環境に慣れるまでの時間はうさちゃんごとで異なっていることではありますが、環境の変化を体験しているわけですので、一週間程度は見守っていただくことがよいとされています。
今回、へやんぽもすでに体験中ですので、うさちゃんの様子を改めてよく観察いただきたいと思います。へやんぽ中のうさちゃんの行動もよく確認してください。耳が揺れるほど高速で呼吸をしているようですから、走るなどの運動をした後と推測できるようです。我々でも走ったり運動した後呼吸が乱れますが、うさちゃんも同様です。その呼吸を整えている時間ということであれば、問題はないかと思います。走り回ることで興奮してくることもありますので、あまりに激しい様子が見られる時には、一旦ケージへ戻したり、行動範囲を制限するなどして様子を見ていただくこともあると思います。心配なのは、運動量なども多くない中で呼吸が早いということであれば、何かほかに理由があるということではないでしょうか。体調不良などを感じるサインの場合は迷わず獣医師へご相談いただくことが必要です。
また、牧草を常に食べている様子がありますので、与えているペレットフードの量を再確認いただきたいと思います。朝夕と一日二回フードを与えると思いますが、月齢の若い成長期のうさちゃんは食べ放題で与えてあげられます。ただし、次に与える際にフード入れが空っぽになっている量を見極めて与えていただくことになります。常にフード入れをいっぱいにするのではなく、その子ごとの適量を見極めていただきます。成長期のうさちゃんですので、健康な体をつくるためにも十分な栄養素が必要になります。またお迎えしてからの体重の変化も確認してください。チモシー牧草をたくさん食べている様子がありますので、多くの繊維質を取り込んでいるといえます。この繊維質が本来吸収するべき栄養素までも排泄へと促してしまい、稀に成長不良を見せることがありますので、牧草は朝夕一掴み程度で様子を見ていただきたいと思います。特に今の時期ならば栄養価の高いアルファルファ牧草がおすすめです。丈夫な骨や体をつくるためにも、上質な栄養素を取り込めるようにしてあげてください。うさちゃんに初めて与えるという場合は、ごく少量から与えて様子を観察いただくことも大事です。お腹の調子に変化がないか糞やおしっこを観察して、与える量を調整するなどの判断をしていただくことになります。
順調に体重が増えてきているのか、排泄物の状態も良好であるのか、観察することはたくさんあります。うさちゃんの品種ごとでの標準体重なども目安になりますが、うさちゃんごとで適正体重が異なりますので、こちらのうさちゃんが大人になった時のベスト体重を知れるようですと、今後の食事管理にも役立つことと思います。時期をみながらお迎えしたショップやこれからお世話になる獣医師にご相談いただきたいと思います。

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