夏の暑さ対策には、うさちゃんが快適に過ごせる条件がいくつかあります。特に８歳という年齢のうさちゃんですので、体の負担にならないような環境をこれまで以上に考えてあげることも必要な年齢に入ってきていると思います。
私たち人間でも暑さの感じ方が人それぞれで違ってきますので、寒がりな人とある程度室温をキープする必要のあるうさぎとの共存には、一筋縄ではいかないこともあるのかもしれません。快適な環境が異なることから、どちらかが暑い、寒いという状況になると思います。人であれば、洋服で調整したり、場所を移動したりと自ら調整することができると思いますが、うさぎの場合はそうはいきません。一緒に暮らす私たちがうさちゃんの様子を観察しながら、快適に過ごせる環境を与えてあげる必要があります。
ケージの中にひんやりグッズを使用されていることで、うさちゃんも気に入って過ごしている様子ですから、涼を求めていることがうかがえます。窓の周りは熱がこもりますので、日差しの入る時間帯などでカーテンを閉める方法はよいと思います。窓への対策には遮熱対策ができるカーテンやフィルムなどを取り入れることもよい方法です。扇風機があることでも暑い空気を外へと出したり、エアコンと併用することで冷たい空気を室内全体に回すこともできますので、こちらも検討の余地があると思います。空気の流れをつくるには設置位置や扇風機の向きなども重要ですので、夏の暑さ対策についた記事などもぜひ確認いただきたいと思います。
そしてケージ内の環境も再確認いただけると思います。うさちゃんが体を伸ばして過ごすスペースがしっかりありますか？またケージを囲むものがないことで風の通りもよくなりますので、壁から離したり、キャスターがついていることでも変わってきます。また保冷剤を使うことも試していただけると思います。ケージの上などに水滴が垂れないよう布やタオルなどで巻いて設置してみてください。保冷材の中には保冷効果が長持ちするものなどもあります。
うさぎと一緒に暮らすには、適した環境を作ってあげることが大事ですが、単純にうさちゃんに合わせることができない場合もあると思います。ですが、年齢を重ねてきていること、私たちとは異なる動物であることを受け入れていただきながら、できる限りの対策をとってうさちゃんの体調の変化を見逃さないようによく観察してあげてください。万が一熱中症の症状や、体調不良が見られた時にはすぐに獣医師へとご相談ください。

暑さ対策用品
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第13回　窓まわりの暑さ対策
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第14回　暑さについて考える
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第21回　夏の室内の温度管理
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