うさぎの生理学のデータとして飼育書等には目安となる数字が紹介されていると思います。このデータにはうさちゃんごとでの個体差があることですので、ひとつの目安としながら個々のうさちゃんの状況を把握いただくことになります。うさちゃんごとのデータが見えてきたとき、普段との違いがみられた際には体調不良のサインとして見逃さずに対応していただけるようにもなると思います。
飲水量については、こちらにいただきますご質問からも感じられるのですが、紹介されている数字よりも多くの水を飲むうさちゃんもいるようです。ただし、飲水量が増えた理由に病気の可能性があることも視野にいれながら、問題がないかという点を獣医師にしっかり調べていただくことはとても重要なことです。飲む量が多ければ、排泄されるおしっこも多くなりますので、体が汚れたりしないようトイレなどの環境の再確認も大事です。
生後２か月のうさちゃんですので、お迎えしてまだ間もない状況だと思います。食欲や排泄物の状態も観察いただきながら、うさちゃんの成長状態の確認のためにも一度獣医師に診ていただくことがよいと思います。不安なまま過ごすことで飼い主さんのストレスにもなることですから、実際のうさちゃんを診てもらい判断していただきましょう。
また病気ではない場合でも飲水量が変化することもあります。我々と同じように、暖かくなり気温が高くなることや、乾燥している場合、食事内容が変わった時などでも変化することもあります。変化が見られた時には取り巻いている環境なども振り返りながら、不安がある時には迷わず獣医師に診ていただくことが大事です。