食欲が落ちて食べるものが極端に減ってしまっていますので、お腹の調子も本調子とはいいがたいでしょうし、排泄される糞にも影響が見られていると思います。病院では歯に問題もなく、お腹の状態も悪くないということですが、食欲がまだ戻っていないようですから、何が理由なのかを探っていただくことは大事なのだと思います。 基本となるフードや牧草の品質だったり、室温や湿度の確認もぜひ行ってください。またうさちゃんの食の好みの変化もありますので、食べてくれるものを見つけてあげることもできると思います。牧草はたくさんの種類の中からその日の気分で食べている様子もあるようですから、この環境を続けてください。食べることができていれば、何かのタイミングで食べる量が増えることなども期待できると思います。与え方なども変えてあげることで、食が進むことがないかを探っていただくこともよいと思います。
そして牧草代用ペレットはあくまでも牧草になりますので、ペレットフードの変わりにはなりません。ただこちらのうさちゃんが3歳ですので、食事の中心となるものは牧草が好ましいですから、より多くの牧草を食べてもらうということにはなります。牧草代用ペレットも複数与えていただくこともできると思います。こちらのうさちゃんの体格や体重、体質などによっても違ってきますが、栄養成分を制限することがないならば、アルファルファ牧草の牧草代用ペレットなども候補に挙がってくると思いますので、かかりつけの獣医師に確認しながらご判断ください。
取り込んでいる栄養価が少ないですから、うさちゃんの体力も回復しがたい部分もあると思います。牧草からだけでは補えない栄養素を、補助食品や生野菜などから補給してみることもひとつの方法です。食べることができれば、食欲全体が上がることもありますので、こちらも検討いただけるのではないでしょうか。
元気がないという様子はうさちゃんからのサインです。換毛期からの変化ですが、季節の変化なども関係していることも考えられると思いますので、うさちゃんを取り巻いている環境を振り返っていただきながら、不安な状況がみられた時にはそのままにせずに、再度獣医師にご相談いただくことがよいと思います。