うさちゃんの行動に変化見られたときは、その時期を振り返りながら取り巻いている環境の中でうさちゃんの心境を変えるようなことがなかったかを探っていただくことになります。
今回の場合はトイレの使い方に変化が見られていますが、特にトイレ周りの状況を変えたことはなく、飼い主さん目線では考えられる理由が見当たらないようですが、体も十分に成長を遂げているようですし、生後9ヶ月という点からは大人の仲間入りをしたことで思春期を迎えているとも考えられると思います。
おしっこの形跡がケージの下やへやんぽ中に見られていますので、トイレ自体を使わなくなっている様子も見受けられます。トイレの上に乗ることを見せないような場合は、うさちゃんなりの理由があると思います。体が成長したことでサイズが合わなくなっていたり、素材などにもこだわりが出てきていることも考えられます。ケージ内での過ごし方をより観察いただきながら、トイレをどう捉えているようなのか、場所は決まっているのか、またその場合の場所はどこであるのかなど、うさちゃんが見せる動作に関連性などが見えてくるようであれば対策方法の道筋も見えてくると思います。
また、これまでトイレの場所が一定であった場合でも、自分の縄張りを主張するためにおしっこでにおいつけをしている行動とも読み取ることができるのではないでしょうか。お年頃になったことで、自分の存在をより示そうとしている可能性があるのかもしれません。この場合もうさちゃんを取り巻いている環境全体を振り返っていただきながら、縄張りの主張を無駄にせずともよいとうさちゃんに認識してもらえるよう、行動範囲を制限してあげることではどう行動が変わるのかを観察していただく場合もあります。
うさちゃんそれぞれで見られる行動は本当に違っていてその真意も違っていますので、そのうさちゃんの言葉を観察しながら探っていただくことになるようです。