複数のうさちゃんとの暮らしは、取り巻いている環境やうさちゃんごとの性格や相性などでも見られる行動が本当に変わってくると思います。
今回は２歳と５か月の男の子同士になります。先住うさちゃんにとっては新しいうさちゃんの出現によって大きく環境が変わっていますので、トイレの使い方に加えて、見せる行動などにも変化がみられても不思議ではないと思います。決まっていたトイレの場所があちこちへと変わったり、スプレー行為も見られ始めていますので、自分の存在や縄張りを示す主張が見られていると考えられるようです。後からのうさちゃんが来る前の環境にポイントもあるようですから、その時の環境に近づくような状況を作ってみたり、それぞれのうさちゃんの縄張りを明確にしてあげることや、先住うさちゃんを優先した対応で様子を見てみるなどで、行動が変化するのかを観察いただくこともできると思います。
そしてへやんぽの際に二段階に分けて出している対応はとてもよい方法です。まず一段階目で外に出られたという興奮を落ち着かせてあげられますので、興奮からおしっこしてしまうという状況を制限した中で与えられることになり、汚れてしまう場所の範囲を小さくすることができます。またケージやサークルのレイアウトなども元に戻したり、改めてそれぞれの縄張りを考えてあげるなどして、うさちゃんの見せる反応を探っていただきたいと思います。
正解となる環境はひとつだけではないことから、どうしても漠然としたアドバイスになってしまいますが、トイレを使ってくれる際の状況に関連性などが見えてこないかを探っていただくことでも、ヒントが見えてくると思います。そしてトイレの我慢比べになってしまう時には、これまでとは全く異なる環境になることでも縄張りの使い方に変化が見られることも少なくないですので、普段とは異なる別室やキャリーなどで過ごしてもらうことも試してあげられると思います。