まもなく２歳になろうとしている男の子ですが、最近になってマウンティングの行動を繰り返して見せているようです。年齢的にも縄張りの主張や発情行為の意味としても見られていることは考えられますので、何か原因となっていることが隠れていないか、最近環境の変化がなかったかなども探っていただくことができると思います。
一緒に過ごしている飼い主さんが、足ダンの行為が楽しそうと感じるようならば、その通りなのかもしれません。その表情や動き方なども観察いただくことで、警戒しているような場合と違って楽しそうな行為として見られているならば、一連の行動がひとつの遊びなどのように捉えている可能性もあるのだと思います。
ボールの周りをまわることやマウンティングの行為によって興奮状態になった際に飼い主さんやご家族にも足ダンによる主張をしていますので、やはり何かを伝えたいという気持ちがあるようにも感じられます。縄張りの主張などであれば邪魔しないでという意味だったり、楽しく遊んでいるならば、その遊び姿をちゃんと見ていてねという言葉だったり、その状況によって言葉の捉え方が違ってくると思います。
心配な点としては、足ダンの行為が多くなることでソアホックの症状なども見られやすくなりますので、あまり興奮が続くような場合は冷静になってもらえるように行動を止めてあげることも必要になってくると思います。興奮によって行動がエスカレートすることで、飼い主さんに飛び掛かってきたり、噛んだりする行為へと発展してしまう場合もありますので、不安が感じられる時はへやんぽの際の環境を見直していただく場合もあると思います。ボールがない場合にはどういった過ごし方を見せるのか、夕方ではない時間帯のへやんぽでは過ごし方が違うのかなど、うさちゃんを取り巻いている環境全体も探りながら、うさちゃんが何を伝えようとしているのかをご家族皆様で考えていただきたいと思います。