うさちゃんが年齢を重ねてくることで、見られる様子などにも変化が起こることがあります。また環境の変化に対してもこれまでは同じ反応ではなく、その時のうさちゃんの状況によって違ってくる場合もあると思います。４歳半を迎えているうさちゃんですので、もしかしたら少しずつ変化が見られてきているのかもしれません。そういった変化を目の当たりにすることで、飼い主さんも敏感になっていることもあると思います。心配がスキンシップに変わりうさちゃんに嫌がられてしまうという状況も生まれてしまっているようですが、心配な点をひとつずつ取り除けるように、確認していくことはいかがでしょうか。例えば室温や湿度に関しては、うさちゃんが過ごす環境での計測を行い、実際どの程度の環境になっているのかを確認してみましょう。うさちゃんにとって快適といわれている範囲に収まっているのかどうか、またその中でうさちゃんがどう過ごしているのかという点まで観察してみてください。暑そうにしている様子がある時には、暑さ対策グッズを取り入れていただくことでもうさちゃんにとっての快適環境を与えてあげられると思います。食事については、食欲に変化がないか、牧草の繊維質も十分に取り込めているのかどうかを改めて振り返ってみることもよいのかもしれません。また排泄物の状態も健康的であるならば、心配を払拭していただけるはずです。飼い主さんがデリケートになっていることで、うさちゃんにもその不安が伝わります。その状況から落ち着かない様子が見られたり、ストレスとして感じてしまう場合もあります。ですから、与える環境を十分に整えたあとは、心配し過ぎないということも大変重要な点となると思います。スキンシップも時間を決めて行いながら、うさちゃんがゆったりと休息できる時間も作ってあげましょう。体調については定期的な健康診断で安心できることもありますので、時期を見ながら獣医師に診ていただくこともよいことです。健康な状態のうさちゃんを獣医師に知ってもらう機会にもなりますので、今後体調の変化が見られた時でもどう変化が起きているのかを詳しく診断していただくことに繋がると思います。かかりつけの獣医師がいることで飼い主さんも慌てずに対応できると思いますので、ぜひ健康診断の機会を作っていただくこともお勧め致します。そして一緒にいて楽しい、うれしいといった気持ちもぜひ感じてその気持ちをうさちゃんと共有してみてください。飼い主さんがリラックスできることでうさちゃんも安心してくれますので、不安な気持ちをすぐになくすことはできないと思いますが、うさちゃんと一緒の時間を楽しく過ごしていただきたいと思います。