うさちゃんが見せる行動に変化が起きた時には、その前後で何か原因となるような環境の変化がなかったかを探っていただくことでも、うさちゃんが感じていたり伝えようとしている言葉が見えてくることがあると思います。生後８か月でもありますから、思春期をむかえることでも行動が変わることも少なくないですが、今回の場合は病院を受診した後に見られていますので、この通院の体験がうさちゃんに警戒心を持たせている可能性があるように感じられます。飼い主さん以外の人とのかかわりや、お出かけなどをこれまで体験していなかったりすればなおさらいつもとは違う体験をしたことにより、また同じことが起こるかもと感じていることが考えられます。そういったうさちゃんの心境も感じながら、うさちゃんごとでも異なってくることですが、時間が経つことでこれまでのような反応に戻ってきますので、無理強いせずにこちらのお宅のルールの中で、ゆっくりと時間をかけてうさちゃんの様子を観察いただきたいと思います。ケージ越しでは変わらずに撫でられるようですから、その距離感を今は保ちながらうさちゃんへ愛情を伝えてあげましょう。そして不正咬合での通院のようですから、今後同じ状況が見られることが考えられると思います。キャリーなどにも普段から慣れてもらえるように、へやんぽの時などにも中に入ったりして牧草やご褒美を食べることができる環境があることでも、見られる反応が変わってくるかもしれません。通院が定期的に繰り返されることで、うさちゃんにとって日常の一部になりますので、ストレスも軽減されるようになりますから、ご褒美など楽しいことも関連付けながらうさちゃんにも向き合ってもらえるように工夫していただくことも必要になると思います。