生後４か月を向かえていますし、体重も順調に増えているようですから、体つきも成長を重ねてきているようではないでしょうか。ミックスのうさちゃんの場合は特にその子ごとでの個性が見られますので、月齢が若い時などは目安となる標準体重がはっきりとは見えない部分があると思います。ただ生後４か月を過ぎてくれば、まもなく大人の仲間入りとなります。うさちゃんの成長が順調であるのかという点と、目安となる適正体重は骨格や肉付きなどからベストな状態が見えてきますので、この時期に再度うさちゃんを直接診ていただくことで、よい状況であるのか改善が必要なのかを判断いただくことができると思います。標準体重がある品種であれば、体重の数字からでもある程度の予測はできますが、個性がそれぞれで違っているミックスの特別な子は、体重の数字だけではなかなか判断できないことなのです。うさちゃんの体を触って背骨などの骨格を探るようにしないとわかりにくいような場合は、肉付きが順調であると思いますので、ペレットの量を制限することもできる時期には入っていると思います。チモシー牧草をこちらのうさちゃんがどの程度食べてくれるのかを改めて振り返りながら、牧草を好んで食べてくれる様子があるならばいつでも食べられる環境を作って、ペレットの量を少し減らしながらうさちゃんの体重の変化を観察いただくこともできると思います。もし骨がすぐにわかるほど細い、肉付きがまだまだだという場合は、もっと体を大きくできるということとも考えられますので、今の内容で観察を続けていただくこともできるのかもしれません。骨格と肉付きを見ながらの判断は専門家に診ていただくほうが的確なアドバイスをいただけると思いますので、もう一度機会を作って相談していただきたいと思います。ただ飼い主さんもよく観察されていて、上手に食事内容を調整されています。与えている内容と排泄される糞の状態を見ながら、よりよい環境になるように対応されています。ペレットフードはそのフードがうさちゃんに合っていて量も適量を与えてあげることで健康維持ができている時には、同じものをそのまま続けて与えていただくことができます。ただし、一種類だけではなく複数のペレットフードを食べて味を覚えてもらうこともお勧めします。同じペレットでも収穫された時期が違うことなどでも食べなくなってしまうことがあったり、流通の問題などでいつものペレットが手に入らなくなることなどを想定していただくことも大事なのです。普段から食べ慣れているペレットや牧草が複数あればそんな場合でも慌てずに対応することができますし、その時に食べたいものをうさちゃんが選ぶことができる環境を与えてあげることにも繋がります。大人に向けて食の幅を広げてあげるということもぜひ今後検討いただければと思います。その場合でも一日に与える総量はしっかりと制限していただくことが大事です。今後もこれまで通り、うさちゃんの体重や体調の変化をしっかりと観察していただきたいと思います。