へやんぽの際に飼い主さんの側で過ごせる時など、手や足のにおいを嗅ぎながら興奮してくることで、より行動がエスカレートしてくる様子なのでしょう。仕切り越しでも撫でてあげることで興奮してくる様子もあり、その場合も距離を置いていらっしゃいますので、興奮を助長しないよい対応です。ただ、抱っこや撫でられることが好きなうさちゃんとありますので、うさちゃんがもっと撫でてほしい、抱っこしてほしいという言葉ではないかという点も探っていただきたいと思います。もしかしたらうさちゃんが触れ合いを求めている可能性もあるかもしれませんので、場所を変えて飼い主さん主導のもと抱っこの時間や撫でる時間を別に設けてみるということも試していただけるのではないでしょうか。うさちゃんの縄張りではない場所に移動して膝の上で抱っこだけの時間をつくりながら、どのような反応が見られるのかを探っていただけると思います。またこの場合の時間帯も、日中などうさちゃんの行動がゆるやかな時間帯に試してみることもひとつの方法だと思います。抱っこの練習などにも適しているのですが、一日のうちで午前中のお昼前ぐらいから夕方前までの時間が、一番ゆったりと過ごしている時間帯です。こちらのうさちゃんの行動力が下がって休息している時間帯ではどのような反応になるのかを試してみていただけると思います。そしてケージやへやんぽの環境の中でうさちゃんの過ごし方を改めて観察いただきながら、ひとりでも遊ぶことができる環境があるか、気を紛らわせることが他にはないかという点も確認いただきたいと思います。また牧草もしっかり食べられる環境も実は大事です。様々な役割をもつ牧草ですが、ストレスの軽減なども期待できるものですので、うさちゃんを取り巻いている環境全体を改めて振り返ってみていただきたいと思います。