糞が小さくなる、少なくなる場合の原因としては、それ以前に取り込んでいる食事量が減っている可能性を疑うことができると思います。口の中にトラブルが起きている、お腹の調子が不調であるなど理由は様々ですが、余分に排泄されるものが少なくなることで糞は小さくなったり少なくなったりします。食欲旺盛ということですが、実際に食べている食事量に変化が起きていた可能性は考えられるのではないでしょうか。牧草やペレットフードなどの内容を変えていたりすることでも、与える量は変わらずとも繊維質の量が違ってくれば、排泄物に変化が見られることは考えられるようなのです。これまで通りの内容であるのか、与えている量や内容は同じであっても、その分をしっかり食べていたのか、食べ残しが実は多くなかったかという点を再確認いただくことはできるようです。また気温も高くなり暑さ対策も必要な時期です。飼育環境にストレスを感じていることなどでもうさちゃんの体調に左右してきますので、快適な環境であるのかどうかも確認してあげましょう。そして食べたものを消化させ排泄を促すための腸内の蠕動運動が鈍くなっていることが考えられます。働きが鈍くなることでガスがたまり食欲が落ちる様子なども見られることがあります。食べないことで腸がさらに動かなくなる、動かないことでガスもさらに溜まってしまう悪循環が起きてきますので、腸がしっかりと蠕動運動できるように繊維質を取り込んでもらうことが大事です。取り込んでいる食事内容も改めて確認いただきながら、牧草をしっかりと食べてもらえる環境を与えてあげてください。牧草を十分に食べられるようになることで、腸内の働きも本来に戻れば、糞の大きさにも変化が見られるようになるはずです。体を動かすことでも腸の働きに影響があることも考えられますので、ケージの外で遊ぶことができる環境があることでもよい方へ変化することも考えられます。今後の様子もよく観察いただきながら、食欲やうさちゃんの様子に少しでも不安な状況が見られた場合は迷わずすぐに獣医師にご報告してください。