盲腸糞がお尻についてしまっている場合、衛生面のことを考えてもやはりきれいに取り除いてあげることが望ましいことです。お尻を触られたり抱っこされたりすることから逃げてしまうことも想定できますので、しっかりと抱きとめてあげながら丁寧に取り除いてあげることが必要です。糞がどのような状態でついているのかを確認しながら、乾燥して固まっている状態であれば毛からほぐすように取り除いてみてください。ある程度取れた後に濡れタオルなどを使って汚れをとり、グルーミングスプレーと櫛を使って仕上げてあげることができます。またべったりと毛についている時には濡れタオルでその部分を湿らせながら取り除けないか試してみてください。ある程度取れるようならば、こちらもその後にグルーミングスプレーや櫛を使いながら残っている糞や汚れを丁寧に取り除くことになります。汚れがひどい時には汚れている部分だけを洗ってあげる方法もあります。ただうさちゃんにとってストレスなど負担がかかる場合もありますので、状況を見て判断いただくことになります。洗う際には洗面器などにぬるま湯を張った中で、汚れているお尻部分をつけて優しく汚れをほぐすように洗ってあげます。汚れ方によってはシャンプー剤などを使わずともきれいになります。きれいに洗えた後はしっかりと乾かしてあげることも重要です。毛が密集していますので表面だけではなく地肌部分までしっかりと乾かします。吸水性の高いタオルで水分を取り除いたあと、ドライヤーを使って乾かしてあげましょう。この時ドライヤーの熱でやけどなどしないように距離を保ちながら、また弱風などのモードがあればそちらを使用いただくことが安心です。自宅ではうまくできそうにないという場合はぜひ専門家にお任せください。そしてなぜ盲腸糞がお尻についてしまうのかという原因を突き止めていただくことも大事です。いつから見られているのか、その前後で環境の変化などなかったか、食事内容なども適切かという点のほか、盲腸糞ではなく軟便の場合はうさちゃんはそれを食べませんので、こちらも合わせて確認していただくことが必要になってくると思います。