うさちゃんの糞には、コロコロとした丸い形の糞と盲腸糞と呼ばれる食べ戻しの糞があります。盲腸糞はぶどうの房状になった2～3㎝ほどの大きさで柔らかくにおいもあります。たんぱく質やビタミンなどが豊富に含まれていてこれを取り込むことでエネルギーに変えています。通常のこの糞を盲腸糞のように食べる様子は、実はわりとよく聞かれる話しでもあります。口の中でもぐもぐしてみたり、実際に食べる様子などもあるようです。盲腸糞とは違って栄養価があるなどのことはあまり聞きませんが、牧草の香りが残っているためなどともいわれていたりします。この行為自体は問題のないことですが、どういった理由が考えられるのかということを探っていただくことは大切なことです。食事内容がこちらのうさちゃんに合っているのか、牧草は十分に食べているのかもぜひ確認してみてください。そして盲腸糞の形が変わる時があるようですが、盲腸糞が柔らかくなったような糞の場合はうさちゃんは食べませんので、食べ残しのように見られる場合があるのかもしれません。お腹の調子が悪いなどで盲腸糞が出る時間帯にこのような糞が出ているような場合は慎重に観察してみましょう。しばらくしてコロコロの糞がでるようならば下痢とは違いますが、お腹の調子が本調子ではないサインとして受け止めていただくことも大切です。獣医師にも排泄物を診てもらいながら投薬に加えて、ストレスなどがないか、食事内容が適切であるかうさちゃんを取り巻いている環境全体を振り返っていただくことも大切です。原因となるようなことがある時には環境を見直しながら、うさちゃんの様子に変化が見られないかを観察いただくことになるようです。