本来であればお母さんが赤ちゃんの排泄を促す様子が見られるのですが、お母さんの様子はいかがですか？もしかしたらお世話ができていないことなどもあるのでしょうか。万が一ミルクももらっていないような場合ならば、お母さんの変わりにお世話をする必要もあります。また逆に手を貸し出すことで育児放棄をしてしまうケースもありますので、お母さんの様子もよく観察していただくことが必要です。糞が固まってしまっていることで、排泄ができない様子もあったようですので、その場合はぬるま湯に浸したガーゼや綿などの柔らかいもので取り除いてあげられるのかを試していただきます。場合によってはお尻部分をやさしく洗ってあげることもあると思います。肛門部分に赤みがみられているようですから、今後の様子を観察してあげてください。赤ちゃんとお母さんの様子をみながら、排泄がひとりでできるように対応いただくことになるようです。お母さんがお世話をしていない様子ならば、ミルクを与えた後にさきほどと同じようにぬるま湯に浸してしぼったガーゼなどで下腹部を優しくさするようにして排泄を促してあげてください。自分で排泄できるようになるまで続けてあげることになります。ミルクも与える場合には、体重が毎日増えてきているのかを確認することも大事ですので、体重測定も行って記録いただくことになります。成長状態によってミルクの量や回数などを見直していただく場合もあると思いますのでよく観察していただくことが大事です。しっかり暖を取ることができる環境であるかという点も振り返っていただきながら、下痢の症状が見られた時には、迷わずに獣医師にご相談ください。