うさちゃんの体の毛が抜けてしまったり、皮膚部分にも赤みが見られている時などは、病気の疑いを持って観察いただくことは重要です。患部の変化がいつ頃から見られているのか、うさちゃんのその他の様子などと、取り巻いている環境なども合わせて振り返っていただくことになります。うさぎの耳は音の情報を集めるほかに、体温を調節する機能も持っています。耳には多くの血管がありその血管を流れる血液が冷えることで体熱が下がります。寒い時には血管が縮み体熱が下がらないようにしています。赤みを帯びているということが、血管を流れる血液の量が増えていることで見られている様子なのか、それとも炎症の赤みなのかということでも状況が変わってくると思います。耳の内側は外側と違って毛の生え方などが違っていますので、これまでとどう違っているのか、フケなどの症状や痒がっているような様子がないかなども合わせてより観察いただきたいと思います。食欲もあり元気な様子があるようですが、不安がある時にはかかりつけの獣医師に一度ご相談いただくほうが安心です。季節の変わり目を体験中でもありますので、うさちゃんを取り巻いている環境全体も振り返っていただきながら、今のうさちゃんに合った環境になるよう整えていただくことも大切です。年齢を重ねてきていますので、これまでと同じだから大丈夫ということではなく、あくまでも今のうさちゃんに合った環境が重要ですので、その環境を探っていただくことも大事です。