生後6か月の男の子のうさちゃんですので、思春期の行動が見られてきても不思議ではないようです。トイレをちゃんと理解している中で、ケージの掃除をしている時に少量のおしっこをする様子が見られていますので、飼い主さんも感じられていらっしゃるように、縄張りのためのにおいつけの行動と読み取ることができるのではないでしょうか。また噛まれることには、縄張り意識が高いことで、その場を変えてほしくない、触らないでもらいたいといった気持ちなども感じられるようです。掃除の際など、ケージから一旦キャリーやサークルなどに避難してもらうことでも、うさちゃんのその時の行動は変わってくると思います。抱き上げるだけなら噛まれずに済むような場合は、うさちゃんを無駄に興奮させない環境を与えてあげられると思いますので、試していただく価値はあるのかもしれません。掃除の後ケージに戻った際に、その場をチェックしながらにおいつけを行うことも予測できますので、においを少し残しておくことでうさちゃんの行動に変化が見られないかを観察いただくこともできると思います。噛む行為が見られる場合でも、与えている環境を見直していただくことで、行動が変化することはあります。縄張りの主張を助長するような環境がないか、うさちゃんを取り巻いている環境全体を改めて振り返っていただくことはよいのかもしれません。去勢によって縄張りの主張が減ったり、攻撃性が減ることなども言われていますので、判断のひとつともいえると思います。病気を防ぐ意味もありますので、かかりつけの獣医師ともどういった判断がこちらのうさちゃんにとって一番なのか、よく話し合われることがよいと思います。ぜひご相談ください。