9歳という年齢ですので、見られる変化はうさちゃんからの言葉と捉えていただくことも大事なことです。食欲があるということでも、元気がないという印象は、これまで一緒に過ごしてきた飼い主さんが感じられていることですから、何らかの変化が起きつつあるということでもあるのかもしれません。うさちゃんの耳は体温を放散する働きも持っています。寒い時期には体温が逃げないように血管を縮める状況もあります。耳を触って冷たい時は、寒さを感じていることの指標のひとつともいわれる場合もあります。今回は、左右で耳の温度が違う様子が見られています。文面からはどちらか決まって片方が冷たいということではなく、その時々で左右の温度が違っていて、冷たい方を立てている様子のようです。こういった事例はこちらのご質問にもいただいたことがない印象ですが、きっと何らかの理由があるのだと思います。うさちゃんが過ごしている環境なども振り返ってみていただきたいと思います。この状況が見られる時、この他になにか関連性がないかを探ってみていただきたいと思います。年齢も重ねてきていますので、これまでと同じ環境だから大丈夫と安心せずに、今の状況にあった環境が必要になってきます。寒さなど感じていないかという点も振り返っていただきながら、取り巻いている環境全体も探っていただきたいと思います。環境に原因があるならばその点を改善していただくことで見られる行動も変化してくることは考えられますが、不安が残る時にはかかりつけの獣医師に診ていただくほうが安心していただけると思います。