休息後にお尻が濡れている様子が見られているようです。いままでにはない状況ということですから、その変化を見逃さずにいらっしゃることはとても大事なことです。お尻が濡れているとのことですが、休息している場所も確認いただくとよいと思います。明らかにおしっこした後が見られている状況があるならば、トイレを使わずにその場でおしっこしているといえます。合わせてトイレを使っている形跡なども確認いただくとよいでしょう。ケージの中のトイレの縄張りが明確で、これまではトイレへと戻っておしっこしていたということであれば、うさちゃんの中で変化が生まれている可能性も考えられると思います。縄張り意識が変化していることも考えられます。年齢を重ねてきていますので、トイレの捉え方が変わってきていたり、ただ単純にその場でもいいやと思っているなど、うさちゃんの気持ちを探ってみていただきたいと思います。休息時間の後だけでなく、ケージでの過ごし方、一日の過ごし方などにも変化がないか、全体も振り返ってみていただくことでも、理由が見えてくることもあると思います。そして、病気などが原因で失禁してしまうケースもあります。お尻や生殖器付近の汚れ方にも目を向けていただきながら、失禁の疑いが感じられる時には、かかりつけの獣医師にご相談いただきたいと思います。年齢を重ねてくることでも快適な環境が変わってくることがあります。何度目かの冬を迎えることと思いますが、今のうさちゃんが快適な環境になっているか、改めてうさちゃんを取り巻く環境を振り返っていただくことも大事です。気温や湿度の管理ももちろんですが、トイレの環境、ケージ内の環境などにも目を向けていただきたいと思います。環境を見直していただくことでも、うさちゃんの行動に変化が起こることもあります。行動に変化が見られるようになった前後の環境なども振り返っていただいて、環境の変化などがなかったかも思い返していただくことでも、理由が見えてくることもあると思います。