年齢を重ねてきているうさちゃんですので、若い頃とは見せる行動などにも変化が起きることもありますので、よりよく観察いただきながら環境を整えていただく必要があると思います。トイレを使わなくなってきたという点にも、加齢によって見られる変化の場合もあります。縄張りが明確ではなくなってきていることや、トイレなどの段差を超えにくくなっている様子なども考えられます。ケージの床面とトイレの段差を埋められるバリアフリーのすのこなどもあります。お使いのケージによっては対応できない場合もあるかもしれませんが、段差がないことでトイレを使うようになってくれるのかを試していただくこともできると思います。また、トイレの場所が一定ではなくなっているのであれば、ケージの床材を見直していただくこともできます。木製のすのこの場合は、おしっこの切れや糞も落ちにくい場合がありますので、金網タイプのすのこを取り入れていただくこともよいと思います。ただしこちらのうさちゃんは、足裏にトラブルが見られていますので、クッション性の高いすのこであることが前提となります。足裏の毛が薄くなっていることや、ソアホックの症状も見られていますので、足裏に優しい環境が必要になっています。衛生面をしっかりと保つことができる環境を作りながら、足裏のケアも行っていただくことになるようです。お留守番の時間もありますので、その場合でもうさちゃんが快適に過ごすことができる環境を探っていただきたいと思います。そして、体の汚れてしまっているところはすぐにきれいにしてあげてください。うさちゃんはみんな抱っこが好きではありませんので、そこを上手に抱っこしながらケアを行っていただくことが飼い主さんの役目のひとつでもあるのです。汚れたままでいることで悪循環が生まれてしまい、ソアホックの症状も悪化してくることも推測できるようです。帰宅された時にうさちゃんの体が汚れている時には、その汚れを取り除いてきれいな状態にしてあげましょう。抱き上げながら、糞が固まっている部分は手でほぐしながら取り除き、おしっこなどで汚れている部分は硬く絞った濡れタオルや専用のウエットティッシュなどで拭き取ってあげることができます。またグルーミングスプレーを用いながら、ブラッシングしてあげることでも、汚れを取り除くことができます。もっと汚れてしまっている場合は、汚れた部分を洗ってあげる方法もあります。洗面器などを使いながら、ぬるま湯を使ってお尻や足を優しく洗っていただきます。洗った後はしっかりと乾かしてあげることも重要ですので、吸水性の高いタオルや、場合によってはドライヤーなどを使うこともあります。ケージ内の掃除と合わせて体のケアも行っていただくことになりますが、いずれの場合もしっかりとうさちゃんを抱きとめてあげることが必要になります。もし自分では上手にできないという場合は、かかりつけの獣医師やお迎えしたショップにまずはご相談いただきたいと思います。プロにお願いした後に、毎日のケアの方法も合わせてご相談いただきたいと思います。これまでの環境もお伝えいただくことで、こちらのうさちゃんに合った環境も導いていただくこともできると思います。うさちゃんそれぞれで見せる行動が違っていますので、その状況に沿った環境を作ってあげられることで、快適な環境となると思います。今の時期は特に室温や湿度などの管理も大事ですので、うさちゃんを取り巻いている環境全体も今一度振り返っていただきたいと思います。 当店HP　取扱い商品　バリアフリーすのこ検索結果ページ https://www.rabbittail.com/product/catalog/kw/バリアフリー/t/keyword/?q=%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC