食欲不振の時の対応について
5歳のミニウサギです。8月で6歳になります。不正咬合ありです。今年の2月頃から食欲不振が度々起こります。その都度病院に受診しますが決定的な原因はないような状態です。前回は5月末頃で水・ペレットを全く食べないことがありました。その際歯も診てもらいましたがさほど伸びていたわけではないようでした(4月の受診の際に削っていただきました)。食欲増進のためのシロップ薬・整腸剤を処方していただきました。1週間ほどほぼ生野菜のみの生活を送り元に戻りました。その間2~3日便がでない時もありました。この頃は快調でしたが再度食欲不振の兆候がみられました。今回はまだ軽いものだったのですが頻尿もあり気になったので受診しました。潜血の検査をしてもらいましたが反応なしで一応膀胱炎になりかけているのかもしれないしとのことで先生と相談し、抗生剤を出してもらいました。病院から帰ると食欲不振が始まってしまい、ペレットはほんの少し・水は少量飲んだり飲まなかったりです。薬は嫌がるのですがなんとか与えています。生野菜は比較的進んで食べます。うさぎさんの食欲不振は異常がなくても不定期に起こることがあると聞いたことがありますが不安です。うさぎさんの原因不明の食欲不振の対応などおしえていただきたいです。
不正咬合の処置も行いながらも、食欲不振の症状が見られているようです。歯の状態が直接的な要因ではない場合にも見られているようですので、原因がどこにあるのかがわからないことが大変不安でいらっしゃることと思います。うさちゃんその子その子で体調やそのリズムなども異なっていることだと思います。不正咬合の症状ひとつとっても、本当に様々です。不定期に見られるようになった食欲不振が、こちらのうさちゃんなりのリズムや原因となることがきっとあると思うのです。例えば気温や天候の変化であったり、毎日の生活リズムが変わった時など、些細な変化などが鍵となっていることもあります。またうさちゃんだけではなく飼い主さんの変化なども関係している場合もありますので、うさちゃんを取り巻く環境全体を振り返っていただくことでも見えてくることがあると思います。通院後はどうしても食欲や体調に変化が出てしまう場合も多いですので、うさちゃんの経過をよく観察いただきたいと思います。生野菜は食べてくれているようですので、この点についてはひと安心していただけると思います。同じものだけではなく、いろいろな野菜を与えていただきながら、できれば牧草へも興味を示してもらえるような環境作りも行っていただきたいと思います。好みの牧草はないか、与え方を変えてみることで食べ進む様子がないかなども試してみていただきたいと思います。牧草の繊維質をしっかりと取り込んでもらうことで腸内の蠕動運動も起こります。腸内環境の安定も見られるようになり、腸が元気になることで、食欲や排泄にもよい結果が見られるようになるのです。うさちゃんにとって牧草は本当に欠かせないものですので、牧草好きになってもらえるように、試行錯誤していただきたいと思います。
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