他のうさちゃんの存在を感じたことで、見られる行動が変化したと読み取ることができると思います。お年頃の年齢でもありますので、この環境の変化により思春期や発情期などを向かえたとも解釈できる部分もあるのではないでしょうか。撫でられることを要求してくるということですので、自分に注目してもらいたいという気持ちも感じられますし、おしっこを飛ばす行為には自分の縄張りや存在を主張しているといえると思います。もとの環境に戻ることで状況もまた落ち着いてくる場合もあると思いますが、見られる行動は本当にその子その子で違っていますので、観察いただきながら対応していただくことになります。撫でてあげることで落ち着いている様子がありますので、うさちゃんに話しかけながら安心させてあげることはよいことです。ストレスが溜まってしまうことで、体調などにも影響が見られる場合もあると思いますので、よく様子を観察いただきたいと思います。ただ、常に飼い主さんが一緒にいてあげられることでもないと思いますので、落ち着きがなく過ごしている時に、例えば別に気を向けることができるもの（おもちゃ）などがあることで行動が変わるようならば、そちらの対応も取っていただきながら観察いただくこともできると思います。見られる行動はそれぞれで違っていますので、環境を見直してもまだ続けて行動が見られる場合や、より行動がエスカレートするような場合は、避妊手術も視野に入れてお考えいただくこともひとつの方法となるのではないでしょうか。ただ、問題行動が手術によってすべて解決するということではなく、それぞれのうさちゃんごとで状況も変わります。お近くで診ていただける獣医師に制限があるようですが、今後病気などが見られた時に診ていただくかかりつけの獣医師を見つけておいていただくことも大事なことです。避妊手術の場合のリスクや術後の対応などのお話しもよくお聞きいただきながら、獣医師と一緒にご判断いただくことになると思います。診ていただく獣医師がかかりつけである場合は、うさちゃんのことも知ってくださっていますので、今回の変化の一部始終をお話しいただきながら、アドバイスしていただくことがよいと思います。