かかりつけの獣医師と共に、試行錯誤されている時期でもあるようです。うっ滞の症状が見られた時期から体重が減ってしまった様子がありますので、まずはうっ滞を引き起こさない環境作りもとても重要になってくると思いますので、引き続き観察いただくことも大事です。もともと華奢な体付きのうさちゃんとのことですので、体重が減ってしまったことで不安が募ることと思います。この体重の減少については獣医師からのアドバイスはいかがでしょうか。もとに戻すことが優先されるのか、それともうっ滞の症状が見られない環境作りが必要なのかという視点の違いでも、対応が変わってくることもあると思います。アメリカンファジーロップの標準体重から見ると、体重の数字だけではやはりだいぶ華奢なうさちゃんではあると思いますので、食欲を安定させることも大事なのだと思います。ペレットの内容を見直していただくことでも、体重に変化が起こることもありますので、この点についても、今与えている内容がこちらのうさちゃんに合っているのかということも改めてご確認いただくことがよいと思います。また量についても多すぎてはいないのか、こちらのうさちゃんの適量に合っているのかということも振り返っていただくことが重要です。また繊維質を十分にとってもらうことも考えると、食べてくれる牧草が複数あることも望ましいことと思います。好んでいる牧草でも、体調の変化によって食べなくなってしまうケースもありますから、手を変え品を替えて食事の幅を広げていただくことも試してみていただきたいと思います。チモシーだけにこだわらずに他のイネ科の牧草や、おやつ的な与え方であれば、大人うさぎでもアルファルファ牧草も与えていただくことができます。もちろん、取り込む栄養素を制限する必要があるうさちゃんの場合は、牧草に限らずですが与えるものの内容をご確認いただくことは必要です。こちらについても獣医師にご相談いただくとよいと思います。そして子うさぎなどの成長期の場合ですが、、多すぎる繊維質（牧草）を与えてしまうことで、取り込むべき栄養素までも一緒に排泄へと促してしまい、成長不良が見られる場合がありますので、その際には牧草の量を管理しながら与えいただく場合があります。こちらのうさちゃんにこのケースが当てはまるのかということも、獣医師にご相談いただくこともよいのではないでしょうか。体重を増やすということが優先される場合は、与える牧草の量を振り返っていただくことももしかしたら必要なのかもしれませんので、現状を改めて確認いただくことも大事なのかもしれません。ただ、うっ滞を予防するにはお腹の消化システムが滞ることのないように、いつでも食べることができる環境を作っていただくことや、ストレスのない環境、体を使って運動できる環境などになっているのかということも是非振り返っていただきたいと思います。そしてサプリメントもご検討いただけると思います。腸内環境をよくすることで、必要な栄養素をしっかりと吸収できることへも繋がりますので、こちらの視点での対応もご検討いただきたいと思います。