生後6ヶ月の月齢を過ぎることで、年齢的には大人の仲間入りをしたといえる時期だと思います。お年頃を向かえることで、うさちゃんが見せる行動なども変化してくることもあります。ただし、やはりこちらについてはそれぞれのうさちゃんごとで異なってくることです。もっと早い段階で思春期特有の行動を見せる子もいれば、何年も経ってからはじめて行動の変化が見られることもあります。その子ごとの性格の違いということもありますし、他にはそれぞれのうさちゃんを取り巻いている環境などによっても、思春期の行動を助長する場合などもありますので、本当にそれぞれのお宅ごとで、そしてうさちゃんごとで違っているのです。こちらのお宅の場合は、もともと活発な様子を見せてくれるうさちゃんのようですし、自己主張もしっかりと見られていますので、この点からは大人の仲間入りをしているといえると思います。ただ問題行動に繋がる行動がまだ見られていないようですから、この点からいえばまだまだ思春期の入り口なのかもしれません。問題行動が見られないほうがお互いストレスがないといえますので、与えられている環境などのこちらのお宅のルールを、うさちゃんも納得して受け止めているとも解釈できるのかもしれません。縄張りの主張などは、相手に対してその主張を見せる必要がある場合や、優位性を主張する必要がある場合に行動へと変化しますので、そうする必要がない環境下にあるとも捉えていただけるのだと思います。成長に対して不安があるような場合は、うさちゃんを直接診ていただきながらご相談いただくことがやはり一番です。年齢的にも安定してきている時期でもありますので、一度健康診断の機会を設けていただくこともよいのかもしれません。まだ診ていただいたことがないという場合は時期を見て獣医師にご相談ください。今後診ていただける獣医師にうさちゃんを知っていただく機会にもなりますので、ぜひご相談いただきたいと思います。