生後3ヶ月の男の子ですので、そろそろお年頃の年齢ともいえるようだと思います。思春期が訪れることで、見られる行動に変化が起きることが少なくありません。自分の縄張りを意識して主張してくることは、自分の存在、強さを行動で示すこと＝自我が芽生えてきたとも捉えられることなのです。縄張りを乱さないでといった言葉も隠れているのかもしれません。飼い主さんがうさちゃんに何らかの行動を起こした際、自分の気分ではない時には、嫌がる様子を見せることもあります。ただ、今回飼い主さんに変化（ネイルを変えた）があったということがあるようですので、この小さな変化に気付き、普段とは違った様子を見せていることも考えられることだと思います。環境の変化などはうさちゃんが見せる行動にも影響がありますので、うさちゃんを取り巻く環境全体を振り返っていただくことでも、理由となるヒントが見えてくることがあるのです。飼い主さんの変化を認識することで、またもとの状況が見られるようになることもあると思います。また、爪切りやグルーミングなどうさちゃんにとって苦手な行為を飼い主さんが行っているような場合にも、それらの行為から逃げなくちゃといった気持ちを持ち始めた可能性もあるのではないでしょうか。この場合は嫌っているというよりも、警戒しているといえますので、苦手なことだけではなく、楽しいこと、うれしいこと、美味しいことも飼い主さんから発信してみていただきたいと思います。その時、うさちゃんがどう過ごしているのか、うさちゃんのその時の気持ちも尊重しながら対応していただくことも大事なポイントとなると思います。時間を置くことでもうさちゃんの様子が変わらないような場合は、思春期を向かえて大人の仲間入りをしたと解釈いただけるのかもしれません。