盲腸糞とは違う軟便が見られているようです。獣医師からも病気ではないというお墨付きをいただいたようではありますが、続くような場合はその理由がどこにあるのかということを考えていただくことも重要になると思います。常に軟便ではないという場合には、その軟便が出る時間帯や環境などに関連性がないかを探ってみてください。見られる時間が一定な場合で、食べているものや量、そして与えている時間帯も変わっていないという時には、お腹の消化システムの中に軟便が作り出される状況があると推測できると思います。お迎えして間もないということもありますから、今まさに新しい環境に慣れるためにうさぎさんも模索している状態だと思います。消化システムも不安定な場合が考えられます。食事や遊びなども含めて、規則正しい生活を過ごすことでお腹の調子も安定してくることもありますので、まず今与えている環境全体を見極めていただくこともよいのではないでしょうか。そして不安がある時には獣医師にまずはお電話でご相談いただくこともよいことなのです。診ていただく必要があるのかどうか専門家に判断していただくこともひとつの方法です。また前足の一部に地肌が見えている部分があるようですが、ソアホックの可能性もあると思いますので、この点も診ていただくこともよいのではないでしょうか。ソアホックの場合は、その原因として考えられることは、肥満の為に足の裏への負担がかかることや、爪が伸びている、スタンピング行為を多く行う、生まれつき足底の毛が薄いなどのうさぎさん自体に問題がある場合があります。また、飼育環境に問題がある場合には、狭いケージであまり動くことがなくいつも同じ姿勢でいることが多い、床が平らで移動するときに足底の同じ場所がいつもあたっている、おしっこで床が湿っているなどの不衛生な状態で皮膚疾患になりやすいなどが考えられます。お迎えする前からなのか、そうではないのか、またソアホックなのか、それともまた別の状況であるのかということも、専門家にしっかりと診ていただくことでこれからの対応方法も見えてくると思います。