年齢を重ねてきているうさぎさんですので、今回のように食事の様子に変化が見られたり、行動などにもこれまでとの違いが見られることはあると思います。牧草の好みが変わったのか、これまで大好きで食べていたものをあまり食べなくなってきている様子ですが、新しく与えた牧草に興味を示して食べてくれています。牧草自体を食べたくないということではなく、今現在食べたいと思う牧草があるというようにも捉えていただけるのではないでしょうか。一番刈りの牧草よりも二番刈りの牧草のほうが柔らかいですので、歯の摩耗のためと考えると不安になることはあると思います。それでも牧草を食べることが何よりも重要なわけですので、食べられるものを選んで与えていただきたいと思います。もちろん、一番刈りも食べる量が減っているだけで、少しでも食べる様子があるのですから、引き続き与えていただくことも大事なことです。複数の牧草を食べられる環境はとても望ましいことです。牧草それぞれで特徴がありますので、食べる際の歯の動かし方もそれぞれの牧草で違ってきます。食欲の状態によって食べ進める牧草が変わってくる場合もあるでしょうから、うさぎさんが食べる内容を選ぶことができるのはとてもよい環境です。運動量や過ごす様子にも変化があるようですので、年齢からくる変化が食事内容も含めて見られてきている可能性があると思います。牧草以外の食事には変化がない様子がありますし、かかりつけの獣医師にもきちんと診ていただいているようですから、安心できる部分もあると思います。これからどういった変化が見られるようになるのかを見逃さないでいただくためにも、今後もよくうさぎさんを観察していただきたいと思います。