痩せてきた状況が見られていますが、その大きな要因として食事内容の変化は大きく影響されていることだと思います。ペレットの量が約半減している状況に、ペレット自体もこれまで与えていたものよりもカロリーが低いようですので、おのずと摂取しているエネルギーが少なくなっています。おっしゃるようにペレットそれぞれでもカロリーが違っています。カロリーの制限はそれぞれのうさぎさん事で異なってくることでもありますので、うさぎさんの状況に合わせてペレットを選んでいただくことになるのです。私たちもそうですが毎日栄養を取り込み消費しています。そして消費しきれなかったエネルギーが脂肪として蓄積され肥満の原因となります。摂取エネルギーよりも消費エネルギーの方が高くなることで痩せる原理が生まれてきます。こちらのうさぎさんはまさにその状況なのではないでしょうか。二ヶ月間で目に見える変化が起きていますが、うさぎさんの体調自体にも目を向けていただきたいと思います。今現在の体重がどの程度か、痩せすぎの状況になっていないかということを見極めていただくことが重要です。その結果次第で対応が変わってくることではないでしょうか。急激にフードの量が減っていますので、うさぎさんにとっては物足りない状況はあると思います。そこにうさぎにとって食事の中心としてもらいたい牧草をしっかり食べてくれている様子があります。牧草を取り込んでもらっていることでもダイエットに繋がることですし、不正咬合にもよい環境となっていますので、理想的な状況ではあると思います。ただし、やはり今のうさぎさんの状態が健康であるといえるのか、痩せすぎになっていないかということを見て判断していただくことが必要なのです。痩せすぎの状態であれば、フードの内容や量を見直していただくことが必要になるといえると思います。そうではなくとても理想的な状態になっているのであれば、今の体重を維持できるように環境を管理していただくことになると思います。定期的な診察があると思いますので、かかりつけの獣医師に今のうさぎさんの状態をきちんと診ていただいて、どう対応するべきかアドバイスをいただきましょう。