臼歯の不正咬合があったようですが、適切な処置のおかげですぐに食欲も見せてくれたということは、とても心強かったことではないでしょうか。歯の治療が適切に行われた後でも、通院や処置のストレスなどから、すぐには食欲が見られないことも多いのです。ただ、その後に何度か歯ぎしりを見せる様子があるようですので、飼い主さんの心配もとてもよくわかります。歯ぎしりの行為が見られる時、痛みなどを感じていることも少なくないことです。また今回は歯の治療後という状況もありますので、歯ぎしりの様子が見られた時点で何らかの違和感があるなどのことも考えられることなのかもしれません。夜に見られた歯ぎしりの様子が、その後も続けて見られているならば、診ていただいた獣医師に一度ご連絡されることがよいと思います。処置を行う際にうさぎさんの状態全体を診ていただいていますので、この時点でのうさぎさんの状況を説明することで、どういったことが予測できるかが見えていることもあるかもしれません。再度診ていただくことが必要かどうかということをお問い合わせいただくことがよいと思います。そしてうさぎさんにとっても、飼い主さんにとっても初めての体験でしたから、不安が取り除けないこともたくさんあると思います。その不安も合わせてご相談してください。親身になってくださる獣医師ならば、その不安も一緒に解決できるようにお話ししてくださるはずです。9歳という年齢のこともありますので、今後はより獣医師と二人三脚でうさぎさんの体調などと向き合っていくことになると思います。安心してお任せできる相手との腹を割った話しができることが何よりも大事になってきますので、是非ご相談いただきたいと思います。