毛球症の症状について
現在、友人のドワーフホトのメス3歳を預かっていますが、フンがかなり小さく、数珠つなぎのフンをするため、色々調べた結果、毛玉症の初期ではないかと疑われるので、私のウサギ用に御社の商品の天然パパイヤがありますのであげているところです。かなり喜んで食べますし、食欲はかなりあります。ただ、色々しらべると、短毛のウサギには天然パパイヤはきかないと書いてあるものもあり悩み始めました。出来れば、野菜や天然パパイヤで症状を改善してあげたいと思っております。天然パパイヤの事をもう少し教えてください。また毎日あげても良いか(我が家の1歳の雑種には毎日あげています)も教えてください。
無添加シリーズの天然パパイヤは、青パパイヤをそのまま天日干しにしています。青パパイヤには、たんぱく質、糖質、脂質を分解する酵素が含まれています。高温処理をしていないため消化酵素がしっかり残っていますので、毛球症予防にもなります。またこれら酵素(カルパイン、パパイン)のほか、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB1、B2、を含んでいます。ビタミンCは風邪の予防、ストレス解消、皮膚を元気に保つ効果があります。ビタミンA、ビタミンBは免疫力や抗酸化力を高め代謝を進めて疲労回復し元気にする効果があります。酵素(カルパイン)はガンに対する抵抗力を高めますし、含まれている食物繊維は整腸、消化を助けてくれますのでこちらの面からも毛球症予防に効果があります。天然パパイヤは、年齢、体型、品種問わず与えていただけますし、毎日与えていただくこともできます。ただし与える量はしっかりと管理していただくことは必要です。毛球症はその名の通り、毛がお腹の中に滞ってしまうことで起こる病気と捉えることができます。通常は食事で取り込んでいる繊維質が、飲み込んでしまった毛をうまく絡め取って排泄へと促してくれます。糞の生成に欠かせない消化管の動きが鈍ってしまうことや、普段より多くの毛を飲み込んでしまう、取りこんでいる繊維質が少ないことなどで、消化管が活発に動かずに毛球ができてしまう環境が生まれてきます。また消化システムの悪循環が起こる事で、うっ滞を起こしたりガスが溜まったりといった症状も見られるようになります。今回は環境の変化を体験中ということもありますので、毛球症の疑いの他にも、ストレスなどで消化器官の働きが普段とは異なっていることも考えられるようではないでしょうか。食事内容なども確認いただきながら、うさぎにとって重要な役割を担っている牧草もしっかりと取り込んでもらえる環境を与えていただくことが大切でもあります。牧草は毛球症の予防や歯の適切な摩耗のほか、腸内細菌の安定やストレスの軽減など、様々な効果が見込めるものですので、是非こちらも取り込んでいるのかを振り返っていただきたいと思います。また水分も積極的に取り込んでくれているのかを確認していただくことや、適度な運動も消化管の働きを助けてくれますので、一日のうちに運動できる時間があるのかということも見直していただくとよいと思います。そして換毛期などであれば定期的なブラッシングも大切です。ご友人の方とも確認をとりながら、これまでの食事内容を振り返っていただくことや、換毛の状態に合わせてサプリメントなどについても検討いただくこともよいのかもしれませんね。
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