お迎えして二ヶ月という期間の捉え方は、二通りあると思います。だいぶ慣れてきているということのほか、これからこの先を一緒に過ごす時間を考えると、まだまだうさぎさんを観察していただく時期でもあるのではないでしょうか。もっとうさぎさんと触れ合いたい、撫でたいという気持ちが伺えるようですが、うさぎさんのその時の気持ちも考えてみていただくとよいと思います。撫でられること自体をすべて拒否されるとことではないというところがポイントです。逃げてしまうというシーンがへやんぽをしている時ということですから、この時のうさぎさんの様子や気持ちを探っていただきたいと思います。普段ケージの中で過ごしているところから、ケージの外に出してもらえるということが、うさぎさんにとってとても楽しみの時間なのではないでしょうか。体中を使ってその喜びを表現して過ごしている様子も見られることだと思います。また自分の縄張りを探索することも日課となっていると思います。うさぎさん目線で見ると、いろいろと忙しく動いている時に、撫でてもらうという行為が今はちょっと・・・という気持ちがあっても不思議ではないと思います。そう思っても撫でられる行為に付き合ってくれていて、でもやっぱり他にしなければいけないことがあるんだという気持ちから、飼い主さんを噛むという行為が見られると解釈ができるようですがいかがでしょうか。お互いの気持ちが沿うことで、コミュニケーションが図れるのだと思います。どちらかの気持ちが強すぎてしまうことで、相手に無理をさせてしまうこともあるのかもしれません。うさぎさんを取り巻いている状況を把握していただきつつ、どのタイミングならよいのかということを見つけていただくとよいのだと思います。へやんぽ中でも飼い主さんに寄ってきているようですので、ひとりで遊んでいるという意識ではないと思います。行動を起こしながら飼い主さんのもとに駆け寄るのであれば、今あっちの縄張りをチェックしてきたよとか、見ててねとか、上手にジャンプできたよねなどという言葉を伝えてきているのではないかと思います。どういった行動を見せるのかを観察していただきながら、うさぎさんの言葉を探ってみてください。ケージの中にいる時に撫でさせてくれる様子がありますので、この時にどこを撫でられることが好きなのか、力加減や撫でてあげる時間なども探っていただくとよいのかもしれません。これと思うコミュニケーションが出来上がれば、そうしてもらいたいという時にうさぎさんからのアクションが見られるようになると思います。撫でてもらいたい時に頭を寄せてくるような様子を見せる子もいますので、どういった反応を見せるのかを観察してみてください。うさぎさんとの暮らしが始まったばかりです。まだまだこれから年月をかけて、お互いの距離が縮まることでもありますので、焦らずにうさぎさんのペースも見ながら対応していただきたいと思います。