特定の状況に見られる行動のようです。飼い主さんの足や腕にしがみつく様子は、思春期を向かえたうさぎに見られる行動のひとつです。縄張りや自分の強さを主張している場合や、発情などによる行動と捉えていただけます。そのほか、その時の状況によっては遊んでもらいたい、かまってほしいという言葉などの場合もあります。発情の場合は、特に男の子に見られることが多いのですが、与えられている環境や個体差によって女の子でも見らえることはあります。また縄張りや自分の強さを示すために、飼い主さん相手にマウンティングすることもあります。飼い主さんでさえも自分のものだと言わんばかりにしがみついて、場合によっては噛んでくることもあります。今回の場合は飼い主さんの足がでている場合に高確率で見せるということがあります。うさぎさんにとってきっと何らかの意味があるのだと思います。洋服ではなく直に足があることで、スイッチが入ってしまうのかもしれません。足が出ていない服装の場合には見られない行動ということですから、この点を利用していただくことがよいと思います。うさぎさんにとっては意味のある行動なのかもしれませんが、問題行動といえる状況です。この行動を止めさせてあげることが必要なわけですから、そうできない環境を与えてあげてください。うさぎは行動を習慣化させたり、その行為がエスカレートしてしまう傾向もあります。そうなってしまわないうちに、問題行動を回避できる環境を作って観察していただきたいと思います。