生後6ヶ月を向かえていますので、体付きもしっかりしてきていると思います。糞が黒くにおいもあるということですが、食べている食事の内容も振り返っていただくとよいと思います。排泄されるものの中に余分なもの（繊維質）が少なくなることで、糞の色が黒くなったり小さくなったりします。牧草もあまり食べてくれないという状況があるようですので、繊維質が不足していることなどが推測できるようです。興味を示してくれる牧草を探してあげていただきたいと思います。牧草に興味を持ってくれて食べてもらうことが重要なわけですから、食べ放題で与えることができるイネ科の牧草の中からあれこれ試してみていただきたいと思います。一番刈り牧草にこだわらずともよいと思いますので、うさぎさんの好みの牧草を探してあげてください。また、Pere☆Boku ダブルティモシー（商品番号7592）のように牧草をペレット状に成型したタイプもお勧めです。どうしても牧草に興味を示してくれないという時は特に試していただきたいと思います。朝から夕方までに糞をしないという状況ですが、獣医師のアドバイスにもありますように、食べているのであれば心配は少ないといえると思います。一般的に朝から夕方にかけてはゆったりと過ごすことが多く、この時は食べたり飲んだり、排泄するという状況も比較的少なくなる傾向があります。食事量も変わっていないということならば、排泄量も同じように見られると思いますので、全体量などにも目を向けていただきたいと思います。色が黒くなったほかに、小さくなっているなどのことがなければ、経過観察していただけると思います。においについても、繊維質が少ないことが理由のひとつといえる部分もありますし、また成長して思春期を向かえているならば、においつけの意味が含まれている可能性もあると思います。発情行為も見せていますので、思春期に突入していると捉えていただけるようです。飼い主さんの足などにマウンティングの行為を見せても、それを容認しないでやめさせてあげることが必要です。追いかけてきて見せることもあるかもしれませんが、その場合は飼い主さんとの接触ができない環境にしてあげることが必要になります。うさぎさん専用の縄張りを提供していただければ、問題行動に発展せずに済みますので、お互いのストレスもなくなるといえるのではないでしょうか。個体差のあることですが、男の子の場合は発情期特有の行動が見られると思いますので、飼い主さん相手ではなく専用のおもちゃなどを与えてあげることで対応していただくことになります。またあまりにも夢中になってしまうような時は、時間を見ておもちゃを一旦取り除いてあげる、他に興味を示すもの（牧草や牧草でできたおもちゃなど）を与えてあげるなどしてうさぎさんの気を別のことに向けてあげることが必要になることもあると思います。いずれにしましても、糞に変化が見られている状況ですので、食事内容の見直しに加えて、飼育環境などにも目を向けながら、ストレスのない環境を作っていただくことも大切です。より変化が見られることがないかを探りながら観察していただくことになると思います。