心配な様子が続いているようですので、飼い主さんもとても不安だと思います。うさぎの症状でお腹が鳴るという時には、活発に腸内が動いているという場合のほかに、腸の動きが普段とは異なっている、うまく働いていない、弱っていると捉えていただく場合もあります。今回のケースとしては、食欲が落ちたということと、うさぎさんの行動に痛みや辛さを印象付ける様子がありますので、何らかの理由によって腸内の消化システムに狂いが生じていることが考えられるのではないでしょうか。お腹の調子が思わしくないからこそ、食欲や行動にも影響が出ていると捉えることが出来ると思います。診察の結果としては、ガスが溜まっている様子がないということですが、投薬を続けても症状が軽減しないということは、原因を取り除くことがまだ出来ていないといえるのではないでしょうか。通院はうさぎさんのストレスになることですが、うさぎさんが普段と違った状況を見せていることがサインなのですから、そのことをしっかりと飼い主さんが受け止めていただくことが必要です。食事の取り方に違いがあっても、食べている全体量が変わっていないというならばまだ安心できますが、量自体も減っている、体重や毛艶などにも変化があるような場合は、やはりしっかりと検査をしていただくほうが安心できるのではないかと思います。またうさぎさんの行動に辛そうな様子が見られなくなったならば、不安がひとつ取り除くことができると思いますが、まだ変わらずに辛そうな様子も見られているならば、その原因を突き止めてあげていただきたいと思います。トイレの使い方にも変化が起きるほどの状況だと捉えることもできるのだと思います。詳しい検査をしても原因がわからないということではない状況のようですので、どういった可能性があって見られている状況なのかをもう一度詳しく調べていただくことが必要なのではないでしょうか。お腹がうまく動いていない上に食べる量も減っている場合は、更にお腹が動きにくい環境になっています。更なる悪循環が起きることも十分に考えられると思いますので、現状を報告することも含めてお電話でご相談されることをお勧め致します。詳しい検査などができないという場合には、セカンドオピニオンとしてよりうさぎに強い獣医師へご相談されることもひとつの判断だと思います。その場合もまずはお電話でご相談されることがよいでしょう。3歳になろうという年齢は、体の変化が見られやすい時期でもあります。うさぎの厄年と呼ばれている年齢のひとつでもありますので、慎重に対応していただくことは大事だと思います。