急激な鼓動の変化ですので、飼い主さんも心配でいらっしゃると思います。また引っ越しも控えていらっしゃいますので、うさぎさんの変化はなおさら心配の種となっているのではないでしょうか。ケージの外で過ごした後に、飼い主さんの横で寝そべって休息している時の変化です。走り回ったことが理由となって鼓動が早くなることはあります。エアコンを使用している室内であっても、うさぎさんが過ごしている場所での計測が重要です。運動した後の環境として適切であるかという点も確認していただくことも必要だと思います。また、体を撫でることは飼い主さんとのコミュニケーションです。飼い主さんの体温とマッサージ効果などでうさぎさんの体が温まることもあると思います。そうなれば夏と同様の今の気候と相まって、熱中症などを招きかねない状況に陥ることもあります。これからの時期は普段の飼育環境の管理はもちろんですが、グルーミングや抱っこなどでも体温調整に影響が見られることがありますので、注意が必要なのです。耳も赤く熱くなっている、口を開けて呼吸をしているなどの症状も見られるような場合は熱中症を疑うことができます。室温や湿度はうさぎさんが過ごしている場所で計測していただくことと、飲み水も不足しないように新鮮な水をいつでも飲むことができる環境を与えていただくことも心がけていただくことが必要です。引っ越し当日も、熱中症対策をしっかり取り入れながら対応していただくことが重要です。そして不安がある時には迷わずに獣医師にご連絡いただきたいと思います。