手足などに怪我や脱臼、骨折などの症状がある場合にはその状態によって対応も変わってきます。動きを制限していただく方法を取りながら、ギプスなどを使用したり手術を要する状況などもあります。今回の場合は固定する方法の処置までは必要がないという判断のようです。この場合は患部に負担をかけないように動きを制限していただくことが必要な状況と捉えられるようです。ただし年齢からいえば、確かに飼い主さんが心配されているように運動する機会がなくなることで、筋力の低下やストレスなどが生じてしまう可能性は否定できないと思います。それでも今のうさぎさんの状況にはどちらを優先することが必要かということを判断していただくことになるのだと思います。動くことができる環境を与えることで、怪我を悪化させることに繋がってしまうならば運動させるという判断は適切ではないといえるのだと思います。実際に診ていただきました獣医師からどういった指導があったかを思い返していただきたいと思います。飼い主さんの心配な点をお話していなかったという場合はその点を再度ご確認いただくことがよいと思います。どちらの環境でも心配事が尽きないわけですが、今回の症状と今のうさぎさんの状況を含めてベストとなる判断を導いていただきましょう。