うさぎさんの爪の長さが関係していることもありますが、過ごしている環境やその中での過ごし方（遊び方）などで、爪が引っかかるなどして折れてしまうことがあります。また何らかの状況にパニックを起こしたりしたことで、ケージやサークル、すのこなどに爪が挟まってしまうことで、折れてしまうことがあります。ケージやサークル内に出血が見られたことでうさぎさんをよく観察していただくと、爪が折れていると発見されることが多いようです。この時の爪の状態をよく確認していただくことが必要です。血が止まっているのかそうでないのかはもちろんのこと、折れた爪が取り切れているのかということです。今回のうさぎさんのように取れかかった状態でぶらぶらしている場合には、取り除いていただくが必要になります。まずは止血が出来ているかどうかということになります。今回のうさぎさんの場合は止血の対応も取っていただいておりますし、その結果出血も止まっているようですので、この点についてはまずは一安心です。それでも出血した部分から炎症を起こすことが考えられるのです。更に今回の場合は爪がつながったままの状態でもありますので、やはり専門家である獣医師にしっかりと対応していただくことが必要になります。取り切れていない爪の対処から、炎症を起こさないように消毒をしていただき、そして場合によっては抗生剤などの内服薬を処方されることもあると思います。根本から爪が折れた場合は、その折れた状態によってこれまでと同じように爪が生えてくるのか、それともそうではなくなるのか、この点についても診ていただけることだと思います。爪が折れた時の状況が明確になることによって、爪だけではなく指の骨などにも変化が起きている可能性も少なからずありますので、きちんと診ていただくことが重要なのです。かかりつけの獣医師にまずはお電話でお問い合わせいただいて、診ていただけるようお願いしてみてください。また休日の場合は診ていただける病院を探して対応していただくことが望ましいことだと思います。早期の段階での対応を的確に行っていただくことで、簡単な処置で終わることにも繋がると思います。