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病気

薬を止めると食欲がなくなります

二歳半になるホーランドロップの男の子です。昨年夏に、暑さによる夏バテにより食欲不振になり、食欲を出すお薬と腸の動きを良くするお薬を病院で処方されました。お薬を飲めばご飯を食べられるようになるのですが、お薬を止めるとたちまちご飯を食べなくなります。このままずっとお薬を与え続ければ良いのでしょうが、できればお薬無しで元気に過ごしてもらいたいです。食欲不振の原因を調べようと検査をしましたが、レントゲン、血液検査、歯の検査いずれも問題なく原因が分からない状況です。また、昨年夏に夏バテになった頃と同時期にエンセファリトゾーンによる斜頸の症状が現われ、駆虫薬による治療もしました。今では斜頸による首の傾きはすっかり無くなりエンセファリトゾーンの治療は終了しました。もしかしたら食欲不振は斜頸から来るものなのかとも思いましたが、完治した今でも、食欲を出すお薬と腸の動きを良くするお薬を辞めることはできません。病院でも原因が分からないため、とりあえずお薬を出すという感じです。思い切ってお薬を止めれば、命の危機を感じれば自発的に食べてくれるのかな?とも思いましたが、かわいそうで試せません。どこも異常が無いのに食欲が無いということは考えられるのでしょうか?

通院や投薬はうさぎさんにも飼い主さんにも負担があることだと思います。食欲不振や斜頸の症状が見られたことから、それぞれに対応する薬を続けたことで、症状が軽減できていることはとても喜ばしいことですね。早期の対応が取れたからこその結果ともいえるのだと思います。ただ食欲を上げるための薬を手放せない状態にあるということが不安でいらっしゃるようです。薬によって腸の動きをよくすることがあるようですので、止めてしまうことで腸の働きが鈍ってしまい、ひいては食欲まで影響が見られるという解釈もできるようです。どこにも異常がないということではなく、お腹の働きがそれまでの健康だった時よりも落ちているということとも捉えられるのではないでしょうか。年齢的にも体に変化が見られる時期ともいえますので、この小さな変化を受け入れていただきながら、うさぎさんにとってよい環境になるよう考えていただくことが重要です。腸内の働きを活発にできる環境を、薬からだけではなく取り入れることができないかということを考えていただくこともできると思います。牧草の種類や量などを増やしてみることや、乳酸菌や納豆菌などで腸内環境をよい方へ導いてみることも試していただきたいと思います。また穀物などにも食欲増進効果があります。食欲増進や腸内を活発に動かすための方法を取ながら、薬の量や回数を見直していくことができれば、最終的に薬いらずの状況も見えてくるのかもしれません。獣医師へご相談していただきながらの判断になりますので、食事内容を見直していただきつつ指示をいただいてください。また体を活発に動かすことも腸内環境を動かすことに繋がります。食事だけではなく毎日の生活スタイルも合わせて考えていただくことも大事なことだと思います。寒い時期は体を丸めてじっとしていることも多いですので、どうしても運動量が減ってしまいます。体を動かすことも健康維持には必要なことですので、うさぎさんが快適な環境の中で体を使って遊ぶことができる機会を作ってあげていただきたいと思います。

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