診察を受けている状況ですが、症状がまた見られるようになっていますので、再度原因がどこにあるのかということを探っていただくことは必要だと思います。涙が続けて見られていることには、目に直接的な原因があるほかに、目と鼻を繋ぐ管が詰まっている（鼻涙管閉塞）ことが考えらえるようではあります。この流涙症の原因には、歯の不正咬合のほか、細菌感染を起こしていることや、刺激物（タバコや芳香剤など）により涙が過剰に作られていることなどが考えられます。また逆さまつげなども原因になることがあります。牧草やペレットが粉っぽいようであれば、その環境さえも原因となる場合もあるでしょう。環境を今一度見回していただきながら、やはり改めて診ていただくことがよいと思います。涙が出続けることで、今後目の周りに炎症が見られるようになることも考えられます。炎症自体がなくても、涙が出続けるという状況は通常ではないといえると思います。どこかに原因があるからこそ見られている症状といえるのです。食欲や体調に問題がなくても、この後にそれらの変化が見られることも考えられます。通常では見られない状況なのですから、その原因を探っていただき適切な対応を取ることで、症状の軽減につながるといえるのではないでしょうか。診ていただいた獣医師に、再度詳しく調べていただくことをお願いすることでもよいですし、さらにうさぎを診ることができる獣医師にセカンドオピニオンとして診ていただくことも失礼なことではありません。涙の症状の裏側に病気が隠れている場合もありますので、もう一度しっかりと診察していただくことがよいと思います。