9月生まれのうさぎさんですので、生後3か月になろうとしている頃ではないでしょうか。性別が違ううさぎさんが一緒にいる環境ですので、この与えられている環境が縄張りの主張や発情行為を助長する可能性は十分に考えられます。うさぎさんその子ごとの性格や成長状態と、与えられている環境によっても見られる行動が違ってくるのです。生後3か月となれば、思春期の行動が見られても不思議ではないといえると思います。追いかけまわしたり、マウンティングの行為が見られたりすることには、発情行為というほかに縄張りの主張という意味もあります。女の子の方が強い場合には、男の子にマウンティングする可能性もあるのです。今回の場合も繁殖行為という意味ではなく、自分の強さ（縄張り）を主張していることも推測できるようです。性成熟がまだならばこのままでもよいということではなく、こういった主張が見られてきているわけですから、環境を見直していただく時期だといえるのではないでしょうか。追いかけまわされている方の子にストレスがかかっていますし、その行為をみせなければと行動を起こしている子にとっても、落ち着かない環境となっていることだと思います。うさぎにとって自分の縄張りが明確になっていることはとても重要なことです。その主張も見られてきているわけですから、それぞれのケージ、それぞれの遊び場を与えていただくことがよいと思います。環境を整えてうさぎさんがどう過ごすかということも観察していただくとよいと思います。普段は仲がよいということですから、姿が見えなくなるほどに環境を分けるということではなく、傍に寄り添うように環境を与えていただくことで観察していただくこともよいのだと思います。