複数飼育の場合には、年齢や環境によって様々な行動が見られることだと思います。男の子が思春期に入ってきているようですので、縄張りの主張や発情といった状況が見られるようになっても不思議ではないと思います。同じ環境の中に女の子がいるわけですから、これらの行動を助長してしまうといえるのです。しっかりとした環境を与えていらっしゃいますので、もう一方のうさぎさんや飼い主さんに問題を与えているという状況ではないですから、この状態をキープできるか軽減できるようになるとよいのだと思います。それにはやはり行動を助長せずにすむ環境にできないかということを考えていただくことになると思います。同室から別室へ移していただくことは、その方法のひとつといえると思います。思春期特有に見られている行動である場合は、ある程度時間を経過することで行動が落ち着くこともあります。もちろん、それぞれのうさぎさんの性格や取り巻く環境によって左右されることはありますが、行動がエスカレートする前に環境を変えてうさぎさんの様子を観察していただくことは試していただけることだと思います。落ち着きが見られるようになった時に、同室に戻してみるということも試してみて、その時に見られる反応によってまた環境を考えていただくこともできるのだと思います。そしてペレットの食べ方についてですが、新しい袋を開けて与え始めた時、はじめは食べるもののその後から食べ進めないという状況ですので、新しいものとこれまでのものとの違いを察しているのではないともいえるようです。ご指摘あるように新鮮な香りが飛んでしまっている可能性は考えられることです。ペレットの袋はある程度の大きさがありますので、購入して開ける時にあらかじめ小分けにして密封してみていただくことができると思います。また購入するサイズもなるべく量の少ないものを選んでいただくこともできるでしょう。香りや味の問題という場合には、この方法で解決できるのではないかと感じられます。空気が入らないように小分けにしてしっかりと密閉していただくこと、直射日光なども当たらないようにしていただくことで鮮度を保つことができると思いますので試してみてください。こうしても食べてくれないという場合には、また別の理由が隠れているといえるのかもしれません。味に食べ飽きてしまうということや、食べないことで飼い主さんの気を引いているなど、また状況に応じて考えられる点も挙げられると思いますので、さらに観察してその意味を探っていきましょう。