見られる頻度は少ないようではありますが、腰が抜けたような状況が一時的に見られているようですので、その真意を探っていただくことはとても大事なことではないでしょうか。この状況が続いて見られるようであれば、明らかに足腰に問題があると考えられることではありますが、一時的に見られた後には普段通りの姿を見せてくれているようですので、単純に足腰に問題があるとも言い難い部分はあるようです。足を投げ出している様子や、同じ体制ではなく体の向きをあちこち替えて落ち着きがなかったり、息が荒いということなどからは、お腹の調子が思わしくなくどうするとその状況をやり過ごすことができるかを模索している状況とも考えられるようではあります。お腹が痛いと考えられる時、動かずにじっとするという場合もありますが、腸内が動いている時の痛みなどを、体制を変えてなんとかしようとする場合もあるといえるでしょう。この後の排泄物なども合わせて観察していただくこともよいと思います。本来の糞の状態ではなく、形が変形していたり、大きかったりする糞が見られるケースもあるようです。その時に見られているうさぎさんの状態だけではなく、その前後のうさぎさんを取り巻く環境全体も観察していただきたいと思います。何か関連性が見つかるようであれば、そのことが原因のひとつとなっていることが考えられるのではないでしょうか。そしてやはり通常の状態では見られない様子ですので、病気の可能性が隠れていないかということを疑っていただくことも重要です。変化が見られている状況の時に獣医師に診ていただくことが一番なのですが、突発性に見られる状況でもありますので、難しいことなのかもしれません。ですがその状態を撮影していただいてその情報を見ていただくこともできると思います。万が一また同じ状況が見られた場合には、映像や画像で記録していただいてかかりつけの獣医師にご相談いただきたいと思います。また、撮影は難しいという場合でも、何度も見られている状況ですので、一度獣医師にご相談いただくほうが安心できると思います。